# LED マトリックスライト <!--- original document: 0.8.141:docs/feature_led_matrix.md git diff 0.8.141 HEAD -- docs/feature_led_matrix.md | cat --> この機能により、外部ドライバによって駆動される LED マトリックスを使うことができます。この機能は、バックライト制御と同じキーコードを使えるようにするため、バックライトシステムに接続します。 RGB LED を使いたい場合は、代わりに [RGB マトリックスサブシステム](ja/feature_rgb_matrix.md) を使うべきです。 ## ドライバ設定 ### IS31FL3731 I2C IS31FL3731 RGB コントローラを使ったアドレス指定可能な LED マトリックスライトのための基本的なサポートがあります:有効にするには、`rules.mk` に以下を追加します: LED_MATRIX_ENABLE = yes LED_MATRIX_DRIVER = IS31FL3731 1から4個の IS31FL3731 IC を使うことができます。キーボード上に存在しない IC の `LED_DRIVER_ADDR_<N>` 定義を指定しないでください。`config.h` に以下の項目を定義することができます: | 変数 | 説明 | デフォルト | |----------|-------------|---------| | `ISSI_TIMEOUT` | (オプション) i2c メッセージを待つ時間 | 100 | | `ISSI_PERSISTENCE` | (オプション) 失敗したメッセージをこの回数再試行する | 0 | | `LED_DRIVER_COUNT` | (必須) LED ドライバ IC の数 | | | `DRIVER_LED_TOTAL` | (必須) 全てのドライバの LED ライトの数 | | | `LED_DRIVER_ADDR_1` | (必須) 最初の LED ドライバのアドレス | | | `LED_DRIVER_ADDR_2` | (オプション) 2番目の LED ドライバのアドレス | | | `LED_DRIVER_ADDR_3` | (オプション) 3番目の LED ドライバのアドレス | | | `LED_DRIVER_ADDR_4` | (オプション) 4番目の LED ドライバのアドレス | | 2つのドライバを使う例です。 // これは7ビットのアドレスで、左シフトされます // ビット0に0を設定すると書き込み、1を設定すると読み込みです (I2C プロトコルに従う) // アドレスは配線によって変わります: // 0b1110100 AD <-> GND // 0b1110111 AD <-> VCC // 0b1110101 AD <-> SCL // 0b1110110 AD <-> SDA #define LED_DRIVER_ADDR_1 0b1110100 #define LED_DRIVER_ADDR_2 0b1110110 #define LED_DRIVER_COUNT 2 #define LED_DRIVER_1_LED_COUNT 25 #define LED_DRIVER_2_LED_COUNT 24 #define DRIVER_LED_TOTAL LED_DRIVER_1_LED_TOTAL + LED_DRIVER_2_LED_TOTAL 現在、2つのドライバのみがサポートされますが、4つの組み合わせ全てをサポートすることは簡単です。 `<keyboard>.c` に全ての LED を列挙する配列を定義します: const is31_led PROGMEM g_is31_leds[DRIVER_LED_TOTAL] = { /* これらの位置については IS31 マニュアルを参照してください * driver * | LED address * | | */ {0, C3_3}, .... } ここで、`Cx_y` は[データシート](https://www.issi.com/WW/pdf/31FL3731.pdf)およびヘッダファイル `drivers/led/issi/is31fl3731-simple.h` で定義されるマトリックス内の LED の位置です。`driver` は `config.h` で定義したドライバのインデックス(`0`、`1`、`2`、`3`のいずれか)です。 ## キーコード 現在のところ、全ての LED マトリックスのキーコードは[バックライトシステム](ja/feature_backlight.md)と共有されます。 ## LED マトリックス効果 現在のところ、LED マトリックス効果は作成されていません。 ## カスタムレイヤー効果 カスタムレイヤー効果は `<keyboard>.c` 内で以下を定義することで行うことができます: void led_matrix_indicators_kb(void) { led_matrix_set_value(index, value); } 同様の関数がキーマップ内で `led_matrix_indicators_user` として動作します。 ## サスペンド状態 サスペンド機能を使うには、以下を `<keyboard>.c` に追加します: void suspend_power_down_kb(void) { led_matrix_set_suspend_state(true); } void suspend_wakeup_init_kb(void) { led_matrix_set_suspend_state(false); }